コラム
通信制高校の選び方とは?知っておきたいポイントを解説
通信制高校への入学の理由や、選び方は人によってさまざま。
なんらかの理由で全日制の高校に行けない場合や、学びたい分野が明確に決まっている場合など、それぞれのケースに合わせて学校選びをする必要があります。
今回は自身に合った通信制高校を選ぶためのポイントや、選ぶ際の流れなどについてご紹介します。
開志創造高等学校の在校生・卒業生の声もあわせてご紹介しますので、入学を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
目次
通信制高校の選び方とは?
学費で選ぶ
通信制高校の中でも、私立と公立のどちらか、またスクーリングの量によっても学費が異なります。加えて、専門的な学習ができるかによっても変わってくるでしょう。
特に私立か公立かによる学費の差は大きく、全日制と同様に私立の方が授業料は割高になります。具体的には、公立の場合3年間で約10万円、私立の場合は約40万~100万円がかかるとされています。
学費のみで考えると公立の方が通いやすいと思えるかもしれませんが、私立の方が学習や生活面、メンタル面においてもサポート体制が整っているのが現状です。
自力での卒業に不安を抱える場合には、学費を抑える制度等も検討しつつ私立への入学やサポート校の活用を考えることをおすすめします。
通信制高校の学費や費用を抑える方法、サポート校について、詳しくは以下の記事もご覧ください。
登校スタイルで選ぶ
通信制高校でも、直接学校に行って授業を受ける登校日(スクーリング)があります。
基本的に、生徒が自ら選択するスクーリングは月2回、週3日などと限られた日数となっており、学校によっては登校日を限定せず「自由登校」を実施しているケースもあります。
加えて、全日制と同様に週5日登校する「毎日登校型」をとっている場合もあり、学校によってさまざまです。
さらに、スクーリングの中でも主に3つの登校スタイルに分かれています。
- 集中型:夏休みなど、長期休暇中に集中して登校する
- 合宿型:年に一度、数日間宿泊してスクーリングを行う
- 通学型:週〇回、月〇回などと回数を決めて登校する
バイトやライフスタイル、そもそも登校すること自体に苦手意識があるかといった事情に合わせて検討すると良いでしょう。学校内でも複数コースがある場合や、登校頻度を変更できる場合もあるのでチェックしておくことが重要です。
カリキュラムや学べる内容で選ぶ
通信制高校によって学科やコース、カリキュラムはさまざまで、美容や芸能、スポーツなどのコースや航空工学科といった専門的なもの、大学進学コースなどもあります。
他にも社会人の基礎的な知識を身につけるマナー研修を受けられるコースなど、多岐にわたります。
大学や専門学校に進むのか、就職するのかといった卒業後の計画も踏まえて、自身の興味のある分野を学べる学校を選ぶと良いでしょう。
サポート体制で選ぶ
基本的に通信制高校は自学自習となっていますが、レポートやスクーリング、テストを1人で乗り越え、3年間で卒業することは簡単ではありません。そのため、勉強しやすいように環境を整えたりサポートを受けたりすることが重要になります。
特に私立では、動画やタブレットでの勉強ができるようになっていたり、カウンセラーが常駐していたりとさまざまなサポート体制が整っています。学校によってサポート内容は細かく分かれていますので、自身の課題や懸念点から必要なサポートを考え、学校選びを試みるのも良いでしょう。
入学条件や時期、転籍の制度で選ぶ
通信制高校へ入学する条件としては、「中学校もしくはこれに準ずる学校を卒業した者」またはこれと同等以上の学力が認められていることが必要になります。
加えて、既に高校を卒業している場合は入学不可となっています。
全日制・定時制との併設がされている学校では、通信制から全日制過程へ転籍可能なケースもあります。入学時には毎日の通学が難しい場合でも、後々全日制へ移りたいと考えているのであれば、併設されている学校を選ぶと良いでしょう。
逆に全日制から通信制に移る、転入や編入を受け付けている学校もあります。
新入学では一般的に4月・10月の入学となりますが、年間を通して編入・転入を受け付けている学校もあります。
学校のホームページなどを活用し、まずは募集期間を確認することをおすすめします。
学校の雰囲気で選ぶ
学校について調べることも重要ですが、実際に足を運んで雰囲気を確認することも大切です。雰囲気だけでなく、通学の道のりについてもチェックしておくと良いでしょう。
学校の雰囲気を掴むためには、学校説明会やオープンキャンパスに行くのがおすすめです。
学校説明会ではカリキュラム、施設についての説明を聞くことができるため、より具体的な学習スタイルを想像することができます。
サポート体制は整っているか、大学受験対策は行っているかなど、事前に確認したい内容をある程度決めたうえで行くと良いでしょう。学校説明会は親子での参加も可能です。
オープンキャンパスでは説明会も実施されているほか、先輩と交流できるイベント、個別面談も開催されています。よりリアルな雰囲気を掴み、先輩の声を聞く機会としてぜひ活用してみてください。
通信制高校を選ぶ際の流れ
ここまで通信制高校を選ぶ際のポイントをご紹介してきましたが、具体的には以下の流れで検討すると良いでしょう。
- 学区によって通える学校の候補を探す
- 候補の学校から資料を取り寄せる
- オープンキャンパスや学校説明会に参加する
特に、学区については注意が必要です。通信制高校は生徒の通学可能な区域によって以下の2種類に分けられます。
- 広域通信制高校:全国or3つ以上の都道府県の生徒が募集対象
- 狭域通信制高校:高校所在地+1つの都道府県の生徒が募集対象
また公立の通信制高校では、学校がある都道府県に居住、もしくは勤務していることが条件となります。私立では広域通信制を導入しているケースが多く、高校とは別にスクーリング会場を設けています。
他の条件が合う学校であっても、学区によって入学できない可能性があるため、まずは学区について調べることをおすすめします。
通信制高校なら、開志創造高等学校
開志創造高校は、4つの大学、34つの専門学校、2つの高校のノウハウと約50年の教育実績をベースにした広域通信制高校です。
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まとめ
今回は、通信制高校を選ぶためのポイントや選ぶ際の流れ、開志創造高等学校の在校生・卒業生の声などをご紹介しました。
通信制高校の選び方としては学費、登校スタイル、カリキュラムや学べる内容、サポート体制、入学条件や時期、転籍の制度、学校の雰囲気から考えると良いでしょう。
学費は私立と公立のどちらにするか、またサポート校を活用するかによっても大きく変わります。スクーリングの形態や日数もさまざまで、用意されているカリキュラムも学校によって多岐にわたります。
さらに、卒業するために重要になるサポート体制も学校によって大きく異なるほか、希望する入学時期や転籍制度もよく確認しておくことが大切です。実際に学校へ足を運び、学校説明会やオープンキャンパスで雰囲気を掴んでおくこともポイントとなります。
まずは学区によって通える学校の候補を探し、いくつか資料を取り寄せると良いでしょう。
特に狭域通信制高校の場合、入学できない可能性もあるため、学区は優先して確認すべき項目となります。
自身に合った高校を見つけて確実に卒業するためにも、Webサイトでの調査や学校への問い合わせを行い、ぜひ適切な選択をしてくださいね。